昨日WOWOWでやってたの。アカデミー特集、とやらで。

パート1の方は映画館で見ました。
友人に誘われて。
理解できて、面白いと思ったのは3回目みたときくらいから。

これも、そうかもしれん。

ちゃんと歴史を理解してみないと面白さ半減。

今日、wikiで歴史の裏付けを調べて、
ああ、あの人は実在人物なのね~、
とか、
実際はこうだったのね~、とか、ね~。





でも、今回一番心に残ったのは。

ウォルター・ローリーとエリザベスの関係を、
愛人関係っていうんじゃなくて、友人、ってことにしたこと。
彼は、彼女に対して、「女王」だから、ではなく、
打算無しの友愛を捧げることを、最大の贈り物とする。


しかし、エリザベスは彼が好き。
好きにならずにいられない、
とても刺激的な男。
話をしていて、これほど想像力をかきたてられ、
希望を与えてくれる男はいない。
でも、彼女は女王。
彼も、彼女に対し、友愛以上のものを決して求めない。
好きだけど、
友人以上になることはためらわれる。

彼女は、実は自分にも自信がない。
しわに老いを感じるその姿。




開戦を前にして、
彼にお願いごとをする彼女。
ひとつだけ、お願いを聞いて、

でも、そのお願い、聞いてくれたあとは忘れて。
なかったことにして、いままでの関係のままでいて、と。

そのお願いとは。

一度だけのキス。



触れるようなキス。


キスのあとに
彼女の言う、「このまま死んでもいい」という言葉、


泣けた。


彼が若くて美しい侍女と結婚してしまったことに対して、
狂うような嫉妬に駆られるその姿にも。


永遠の愛なんて、ない。
でも、友愛は、情愛よりも長持ちする。


一瞬の感情の高鳴りを得るか、
それとも、尊敬と、変わりない友愛を得るか。



実際のエリザベスは、ウォルターが結婚したあと、
一旦は彼を投獄するけど、すぐ出して
寵愛しつづけたらしいけどね!